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冬の新潟県南魚沼市。まっすぐ続く雪道の脇に立つ大きな柿の木が目に留まりました。枝にはまだたくさんの柿の実が残っており、それぞれの実の上に雪がふんわりと積もっています。その背後には雪をまとった山々がひろがり、これから訪れる冬の厳しさを感じさせる静かな風景が広がっていました。鳥に食べられず残っている柿の実はおそらく渋柿なのでしょう。渋柿に含まれる渋成分カキタンニンは渋みを生み出しますが、放置すると自然に渋が抜け甘さが増していきます。それを知っている鳥たちは渋さが和らぐのをじっと待ちながら、この冬の厳しさを乗り越えるのでしょうか。柿は古くから日本文化において染料や塗料、薬などとして活用されてきました。厳冬の雪景色のなかに力強く佇む柿の木の姿はまさに日本の冬を象徴する風景のひとつに感じます。
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