そばを食べる時につゆをいれるいれる器で、そば猪口は「そばちょこ」、「そばちょく」と読みます。ちょこ、ちょくは「千代口」「千代久」と書くこともあります。
藍色の色合いのものが多いそば猪口、夏のテーブルを涼し気にしてくれます。大きさも手ごろで、お蕎麦を食べるときしか使わないのはもったいないです。
江戸時代にはお酒を飲んだり、酒の肴やそばの汁をいれたりしていました。形もぐい飲みを大きくしたような丸っぽいものもあったりしたそうです。それからだんだんとお酒の呑むものを猪口、おそばのつゆを入れるものをそば猪口と分けていうようになっってきました。
いままたそば猪口をいろいろなものに使うのは元来の使い方に戻ってきたと言えそうです。
ちどりや金魚、たこ唐草、に水玉や格子・・・など夏らしい模様も。お気に入りはどれですか?
陶器や磁器だけではありません。これも夏らしいそば猪口です