災い除け・家内円満・安産のご利益があると言われる「さるぼぼ」という縁起のよい人形をご存知だろうか。“猿の赤ん坊”という意味を持つ赤い人形は飛騨土産として大人気。今では人形はもちろん、携帯ストラップ、ペン、マグネットなど様々に形を変えている。この「さるぼぼ」を取り扱う店は数多くあるが、その種類の多さで群を抜くのが、温かな接客に定評がある産直ショップ「あずさ屋」だ。
同ショップは飛騨と信州に合わせて3店直営ショップを開いている。取り扱う商品は地域の食材から加工品、民芸品まで幅広い。飛騨の「さるぼぼ」や信州の「りんご」など広く知られる特産品もあれば、飛騨の「赤かぶ漬け」、信州の「市田柿」「阿島傘」など知る人ぞ知る隠れた名産品も揃えている。同社が製造元である「とちのみせんべい」「飛騨シャーベット」「しらさぎ物語」も人気を集めている。
運営する飛騨あずさ(岐阜県下呂市)は元々、お土産やお菓子の製造卸し会社。その土地に来た方が旅の思い出として購入していく品を提供していく中で「この土地のすばらしさを知ってもらうためにまだまだ知られていない特産品を紹介したい」という思いの元、2年前に飛騨と信州で産直ショップを開店させた。
この「あずさ屋」が誇るものは土地の恵みにもたらされた数多くの特産品だけではない。顧客と店舗の間で固く結ばれた“絆”が一番の宝物だと言う。
同社のネットショップにも数多くの顧客の声が寄せられており、それが勲章となってこのサイト自体を輝かせている。“旅情を創る”を企業理念に抱える同社は、顧客とのふれあいの中で旅のすばらしさをじんわりと伝えているのだ。
「飛騨のさるぼぼ」価格は特小サイズ
お守り・縁起物として昔から親しまれている飛騨の民芸品。その名の言われは猿の赤ん坊に似ているところからと伝えられています。
「南信州伊那谷特産 市田柿」
信州飯田地方では「歯固め」としてお正月に食す縁起物として親しまれてきた伝統の干し柿。こちらは季節限定商品となります。
ビジネスチャンス誌2010年4月号に掲載されました